無未来猫。
@naokoです。
今日のご紹介はこの本。
「ねこに未来はない」
タイトルだけだと、猫好きにとってなんだかいやーな内容なのかとお思いでしょうが…。
猫さんと暮らすひとは、できれば読んだほうがいいのではと私は考えます。
現れては消えていく(生まれては死んでいく)たくさんの猫さんたち。
わたしたちはそのいちいちに喜んだり悲しんだり、傷ついたり癒されたり。
特にあの、あたたかで柔らかい存在が、冷たく固いものになってしまったときの、なんともいえない心に残るしこり。
もうすこしなんとかできたのでは…助けてあげられたのでは…そんなふうに思ってしまう方も多いのでは。
わたしもそのひとりでした。
でも今、たくさんの時間が過ぎ、この本を読み、「そんなことで傷ついて、猫から遠ざかるのは人生において損失である」と考えます。
この本の「猫は未来を考えることがない」という言葉。
それは、どんなことになっていようと、猫たちは絶望しているわけでも悲観しているわけでもなく、
たとえボロボロでもなんとなく「こないだのツナとかつおの猫缶が食べたいなあ…」なんてのんきに考えているかもしれないということ。
ありがたいことに死ぬってどんなことかしら、なんて思いもしないのです。
だから、猫がいなくなったら、また新しい猫を迎えましょう。
だって、猫との暮らしを知ってしまったら、猫なしでいられないでしょ?
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- 作者: 長田弘
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 1971/12
- メディア: 単行本
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