道程はきびしーい!


@黒猫房主です。
実は今回の張り紙が出る前からその前兆はあったのですよ。
それは僕が猫さんたちの朝食を運んだ際に、前日まであったトレーがなくなっていたり、猫家族が根城にしている倉庫のような建物から出てこれないように障害物を置いたりと、向こうさんも間接的に「迷惑だぞー」という意思表示をしていたのですね。

それで僕たちも用心しながら人目を憚って、猫ゴハンを運んでいたのですが、とうとう向こうさんの逆鱗に触れたという次第ですよ。

猫さんたちのフンの始末を僕らが責任をもってすれば、済む話程度の怒りなのか?
それとも、地域に猫さんたちが存在することをも許容しないのか?
張り紙を書いた主の気持ちを確認することで、僕らとコミュニケーションが取れる相手さんなのか? その辺が現状では見当がつかないのですが、ベテランのFさんの経験知では文面から推して相手にしないで無視しなさいということでしたが……。

少し希望があるのは、その町内会が管理している猫さんたちがいる空き地の数件隣のお店の女将さんが、数年前から店先に来るノラ猫さんたち数匹に毎晩カリカリを与え続けていることです。そのことに対して、これまでクレームはなかったのか?
今度のその女将さんに、その辺の事情と張り紙の一件、町内会の様子を尋ねてみようと思っています。まずは町内会の状況把握ですね。

それと「地域猫活動」を始めるとなると、当然地域の方々の理解を求め猫嫌いの方々のコミュニケーションを図りながら地域の協力者・支援者を募らなければ、一過性で終わってしまいます。
今回の猫家族だけの保護で終わらせて自己満足するのか(5匹分の避妊・去勢費用はなんとかするにしても)、今後とも持続的にこの地域(どこまで?)の猫さんたちの保護をするために体勢作りまでするのか、なかなか度胸と覚悟と忍耐のいる仕事になりますねぇ。

「犬猫救済の輪」代表・結昭子さんは凄い情熱とパワーの持ち主ですが(↓)、
http://homepage2.nifty.com/inunekokyusainowa/
http://homepage2.nifty.com/inunekokyusainowa/kaihi.htm
http://homepage2.nifty.com/inunekokyusainowa/gozyuusaino.htm
個人の力には限界があります。他のNPOの団体さんとかの連携も必要になってくるでしょうし、関東地区のように行政を巻き込まないとこの「地域猫運動」は成立しないと思います。

そして猫さんにも、「自己責任」ばかり押しつけて人間にも優しくない世の中でで、なかなか道程はきびしーい!(往年のコメディアン・財津一郎ふうに)


■追記、新しい事態です。
今夕ゴハンをあげに行くと、倉庫の下から猫が出入りできないように壁と地面との隙間にスレートを張り付けて封鎖されていました。
倉庫の床下が、猫一家のねぐらでしたが、猫さんたちは無事逃げおおせたと思いたいのですが……。


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