２時間ほどのミーティング

＠黒猫房主です。
昨日、いろいろと情報をいただいた大阪市内のＮさんと三人で２時間ほどのミーティングを行いました。
三人とも「地域猫活動」に関しては超ビギナーなわけですが、僕が調べた大阪市動物愛護推進協議会のメンバーやその協議会が昨年7月19日に第９回の審議会を行っていること、「ＮＰＯねこだすけ」の地域猫活動の資料や『「地域猫」のすすめ』（文芸社）などを検討しながら、現在個別に猫のレスキューをされている方々と横の連絡をとりあって集会を開こうという気運になりました。
そこで早速、僕が賛助会員になっている「ＮＰＯねこだすけ」に、大阪の賛助会員や大阪で活動されている方々の連絡先をＦＡＸで問い合わせました（現在、回答待ち→個人情報なので教えられないとのことでした。やっぱりね！）。

ところが、ミーティングの際の資料として僕が見つけたブログ「大阪発＠外ネコ・家ネコ日記」を、その後詳細に過去ログを読み込んでゆくと、下記の2007年10月19日の下記の日記を見つけました。

報告４．
次回報告しますが、うつぼ公園以外で大変な騒動が勃発しました。
近くの児童公園で、２ヶ月位前に起こったらしく、
私も当初、猫友からの伝聞で知っただけだったので、書けませんでした。
夕方放送のよみうりテレビ（大阪）のニュースにもなりました。
（関係者は報道操作・捏造とも言って怒っていました。）
但し、猫の虐待ではありませんので、安心してください。
でも、ノラ猫排除を目的とした、強烈な猫嫌いの人が巻き起こした
大騒動でした。
その公園に住み着いた猫達約３０匹以上を守るため、
多くの人や愛護団体が動いてくださって、終息に向かっています。
騒動を巻き起こした当の本人は出てきません。
でも、悪いことばかりではないのです。物は考えようです。
ここの猫達は全員、去勢・避妊できました。
これを期に、大阪では１例も成功していない地域猫の
モデルケースにしたいと思っています。
10/7には　この件に関心を寄せて、心配してくださっていた
大阪府動物愛護推進委員のＫさんのお知恵を拝借と
有志をお誘いして猫助けの会（仮）第１回の交流会を開きました。
この時の有意義なお話も後日報告しますが、
初めてお会いする方達なのに、猫好きって共通点があるのからでしょう
ビックリするくらいに話が弾みました。
そして、今後もお互いに　動物愛護の情報交換・協力を約束しました。

http://orange.ap.teacup.com/applet/love_cat_utubo/20071019/archive

上記の公園は僕の住んでいる隣の区の公園のようですが、この公園が大阪市での地域猫活動のモデルケースなることを、僕も切に願い支援したいと思います。
まずはモデルケースが出来ればそれが突破口となって大阪市の行政も巻き込んでゆけば、各地域での住民の理解も得られやすくなると思います。
また、すでに猫助けの会（仮）第１回の交流会が行われたという記事も心強いですね！
早速、僕らもその会と近日中に連絡をとってみたいと思っている次第です。
しかしこのブログを読むにつけボランティアの方々の志の高さと、半端な気持ちでは猫さんのレスキューはできないということを痛切に感じます。
しかし同時に、各自が出来る範囲で無理なく永く活動や支援が続けられるシステム作りも必要だと思います。

そして何より無責任に飼って簡単に捨てる輩が多いことが、外猫さんの増加を引き起こしています。
昔々は「地域猫」なんて言わなくても、もともと寿命の短い外猫の個体数の調整はうまくいっていたようです。それが空前のペットブームとやらで無責任な飼い主が増えたこと、無責任なペットショップが増えたこと。
それが、一番の問題ではないでしょうか！？

町内に数匹の外猫がいて、誰からとなくゴハンを貰って猫は自由気儘に生きていて時には悪さもしていたけれど、それでもおおらかに人々は許容していた頃もあったと言えば、猫嫌い派はそれは単なる郷愁に基づく錯覚だと反論するでしょうけどね！
それはそれでその言い分は分かるから、せめて「地域猫」にして人為的に去勢・避妊もして共生しようという発案になったのでしょう。

ところで昨年の秋に道後温泉に行った際、商店街の店先で２匹の外猫にゴハンをあげている店主がいて、僕がその猫の写真を撮っていると、その一匹は塩分の多いじゃこ天ばかり食っていたので歯が抜けてしまったと聞きもしないのに説明してくれました。
まだまだそんな風情のある町も残っているのでした。

★歯が抜けてしまってヨダレを垂らしてしている外猫さん