もう大丈夫。

@naokoです。
みなさまにはたくさんの暖かいお言葉をいただき、ありがとうございます。
ハナをかみすぎて一皮むけてしまいましたが、もう大丈夫です。ご心配おかけしました。

ミルク氏の命を奪った病気、それはおそらく猫伝染性腹膜炎（ＦＩＰ）ということでした。
おそらくというのは、特定が難しいからですが、特定されても治療の方法のない病気です。
また、極度の貧血で呼吸困難・心臓の肥大・肺に影があり・腹水が溜まっているという状況でした。どうしようもなかったのです。

出かける時はまさかこんなことになるとは思っていなかったのですが、黒猫氏が仕事を休んで一緒に行ってくれたこと、ayuayuさんがとまどう私を病院に連れて行ってくれ、最後まで付き合ってくれたこと、そして3人でささやかな通夜ができたこと…。ほんとうにありがたかったです。

いつかここに書こうと思っていましたが、私は前の猫、Fitz君を腎不全で亡くした後、2年間も猫を見ることも触れることもできませんでした。
だんだんと衰えていく最後の一ヶ月間、私は知識もなく、相談できる人もなく、また自分の心も不安定な時で、ただただ泣いてアルコール漬けになることしかできず、いつまでも後悔を引きずってしまった。だから家に猫を入れるということも、もうないと思っていたのです。

それが黒猫氏のおかげですこしずつ癒されていき、黒猫のカレンダーがあったらいいね、ということで企画をたててこのブログを始め…お外暮らしの猫たちのことが気になってきて…。そしてとうとうはじめて捕獲し、家に入れたのがミルク氏でした。

最初は気にはなるけど、かわいい猫だとはすこしも思っていなかったのに。
だんだんと、ミルク氏のおかおはFitz君に似て来るのです。不思議でした。

私は、最期において、Fitz君にできなかったことをミルク氏にはできたと思います。
ミルク氏は、私の後悔まみれの思い出を、やり直しさせてくれました。
そして私に、新しい力を与えてくれたのでした。

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